地球ダイナミクス研究室
| キーワード | 地球科学、衛星データ解析、地理空間情報(GIS)、南極 |
|---|---|
| 担当教員 | 石川 正弘 教授 |
| URL |
https://er-web.ynu.ac.jp/html/ISHIKAWA_Masahiro/ja.html |
地球観測から読み解く地球・都市・環境の変化
産業革命以降、人類の活動は急速に拡大し、地球環境に大きな影響を及ぼすようになりました。特に20世紀後半以降は、人口、エネルギー消費、都市化などが同時に急増する「グレート・アクセラレーション」の時代に入り、地球の気候や生態系はこれまでにない速度で変化しています。
約1万年前から続く完新世は、比較的安定した気候に支えられた時代でした。この安定した環境のもとで農業が広がり、人口が増え、都市や文明が発展してきました。しかし現在、人類はその基盤である地球環境そのものを変えてしまうほどの影響力を持つようになっています。
こうした地球環境の変化を理解するために、私たちの研究室では人工衛星による地球観測データを用いた研究を行っています。宇宙から地球を観測することで、広い地域の環境変化を長期間にわたって調べることができます。
研究の出発点は南極でのフィールド調査です。もともとは地質学の野外調査を専門としていましたが、南極調査で氷床融解の現場を目の当たりにした経験をきっかけに、氷床や地球環境の変化を広い視点から捉える研究へと発展しました。現在は、現地調査の経験と衛星観測データを組み合わせながら、地球表層の環境変動を読み解く研究を進めています。
例えば、衛星画像を用いて南極氷床の融解や氷河上湖の変動を解析する研究や、都市の地表面温度を調べる研究などが行われています。急速に変化する地球環境の中で、人類がどのように地球と共存していくのかを考えることが、私たちの研究の大きなテーマです。




