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都市社会共生学科・廣瀬亜紀さん

なぜ都市科学部(都市社会共生学科)を選びましたか?

廣瀬亜紀さん

「大学で何を探求したいのか」という自問に対し、答えを出せずにいました。新しい概念や知識を学ぶことは好きでしたが、興味対象が広範に渡るため学問領域を選択することができませんでした。そんな中、1月下旬になり新型コロナウイルスの感染拡大に対し少しずつ世間の注目が集まり始め、私自身もウイルスの伝播という側面からグローバル化の影響や都市と都市とのつながりを漠然と考える中で、既存の価値観が揺らぎ、世界の秩序も変わりつつあることを実感しました。

こうした不安定な動乱の時代に、ものを学び探求するのならば、横浜という国際社会に開けた場所で、人の心理や歴史的文脈等のソフトな面から建築や土木工学等のハードな面まで文理の枠を超えて、現在の都市や社会で起こっている事象を様々な観点・知的枠組みで捉え、探求することが出来る場所で4年間を過ごしたいと考え、都市科学部を志望しました。

1年生秋学期の時間割を教えてください。

1限   フランス語実習Ⅱ   文化人類学講義 フランス語実習Ⅱ
2限 東洋思想史 地域連携と都市再生B【かながわ地域学】 都市社会基礎論 社会分析基礎論  
3限   現代政治(日本)   都市社会学講義 コンピューターで学ぶ統計基礎B
4限 英語LR 都市科学B/都市科学C   英語ライティング 《海外学修事前研修》←聴講
5限          

集中講義:地域課題実習Ⅱ

ある日のスケジュールを教えてください。

時間 スケジュール
7:00 起床/オンライン英会話
8:00 朝食/授業準備
9:00 授業(フランス語)
10:00授業(フランス語)
11:00休憩or予復習
12:00昼食/休憩
13:00授業(統計関連)
14:00授業(統計関連)
15:00聴講(留学関連)
16:00聴講(留学関連)/休憩
17:00趣味の時間
18:00夕食/休憩
19:00自習or休憩
20:00ZOOMで友人と談笑
21:00
22:00

興味深かった授業を紹介してください!

「興味深かった授業」というよりも「興味深い授業の組み合わせ」なのですが、「都市社会基礎論 (齋藤先生)」、「都市社会学講義 (吉原先生)」、「文化人類学講義 (松本先生)」、「現代政治(日本)(内田先生)」という4つの授業を通して、社会学・文化人類学・政治学の近しい3分野の概略や現在性について、比較しながら理解できたことが興味深かったです。

例えば1つの概念を取り上げても、先生ごとに視点の持ち方や授業中での取り上げ方が異なってくるため、より多角的に理解を深めやすくなります。履修選択の際には、個々の興味が向く授業を選ぶことも大切ですが、授業の組み合わせにも目を向けてみると良いかもしれません。

自宅でオンライン授業を受けているときの再現。集中しやすく、自分の映りも良い環境を心掛けました。授業が終わったら速攻で休憩できます。笑

今学んでいることが自分の目標や将来に向けてどのように役に立ちそうですか?

私は現段階において具体的な将来のビジョンが見えているわけではないのですが、都市科学部で学ぶことで育まれる能力で、将来どんな選択をしても間違いなく役に立つと確信しているものが2つあります。

1つ目は他者に対する想像力です。講義や読書を通して理論を理解しながら、実際に現実社会のコミュニティに参加することを繰り返す過程で、自分とは異なる背景を持つ他者に対する想像力が培われます。2つ目は情報の処理能力です。「都市科学」という従来の学問体系に囚われない領域で、自ら立てた仮説を論理的に組み上げる過程において、玉石混交の情報から信頼できるものを吟味し、読み取り、適切に引用する能力が身につきます。

あなたが取り組んでいる課外活動を紹介してください。

私は「みなとまちプロジェクト」という、静岡市清水区の港湾部を拠点に地域の魅力を発信する活動に携わっています。その中でも、オクシズ材(奥静岡の木材)や蘭字、清水次郎長などの清水ならではの要素を盛り込んだ、茶箱(お茶の輸出に用いる木箱)のベンチを作成するチャバコシカケ(茶箱ベンチプロジェクト)を立ち上げて、活動しています!

また高校時代に参加した読書会のOB会において有志読書会の運営もしていて、東京大学や東京医科歯科大学、学習院大学など多くの大学の先輩や友人と共に『ユートピア』や『神曲』などの古典文学を読んでいます!

さらに昨年度はほとんど活動できませんでしたが、スキューバダイビング部にも所属していて、来年度からは自己管理しつつ、友人や先輩方と海中の世界を楽しみたいです!

静岡市清水区の港湾部で撮影した、実際の茶箱ベンチの写真。
お茶を飲みながらゆっくり歩ける港街を目指して活動中!

受験生のみなさんへメッセージをお願いします!

大学は「自由」な場所です。「自由」とは、自分の目標を実現するために自ら選択し、その選択に責任をとるということです。

都市社会共生学科はいかなる学問領域にも開けていて、選択肢が広範です。そしてやりたいことがある際には周囲の先生や先輩、そして友人たちも応援してくれる、そんな自己実現をするための最高の環境が整っています!

ぜひ一緒に「自由」を謳歌しましょう。
皆さんを心待ちにしています!

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